過剰なクレームへの対応

 営業・製造・販売など、そこにお客様が存在する限りクレームはなくなりません。
お客様がお金を出して購入している商品やサービスがある以上、何か不備や不満があれば指摘されるのは当然です。
そして、クレームはポジティブに捉えれば金言であり、会社や人材が成長する上でも必要不可欠です。
クレーム被害とは、常識を逸脱したような理不尽な要求をされて精神的に追い詰められたり、規定に反するような返金を求められることです。

 厄介なのは、実際に商品を購入した上でのクレームなので、全てを無視して突っぱねるような対応ができないことです。
悪質だと感じれば相手にしないという手もありますが、今はネット社会なので不適切な対応をインターネット上に暴露されるこいともあり得ます。
なので、どんなに理不尽なクレームでも、しっかりと対応するのがセオリーです。

 しかし、いくら対応しなければならないと言っても、クレーム被害にあうと悩むものです。
信じられないくらいの大声で怒鳴られたり、侮辱的な言葉を延々と投げかけられるのは精神的に苦しくなります。
成長のために言われるのであれば何とか我慢できますが、ストレス解消目的で罵声を浴びせられる場合は仕事とは言え厳しいでしょう。

 そして、実際に返金を求められると売り上げに関係してくるので、慎重な対応をする必要があります。
本当に返金するべき事案なのかを判断することになりますが、適切な対応をしつつも会社の売上も維持しなければなりません。
クレーム被害は苦しいことではありますが、対応を重ねることで対応力が上がるので、なるべくポジティブに捉えて応対したいものです。